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HubSpotトラッキングコードで外部フォームを自動連携する方法

作成者: 髙山 博樹|Jan 29, 2026 11:41:55 PM

既存のウェブサイトで利用しているお問い合わせフォームをそのまま使い続けながら、入力されたデータをHubSpotへ自動的に取り込みたいというニーズは多いものです。専用の連携プラグインやAPI開発を行わずとも、HubSpotのトラッキングコードを活用することで、この課題を解決できます。

本記事では、外部フォームの情報をHubSpotのコンタクト情報として正確に紐付けるための仕組みと設定方法を解説します。

現場の課題:フォームの再作成に伴う工数とデータの分断

ウェブサイトの運用において、以下のような状況がボトルネックになることがあります。

  • フォーム改修の制約: デザインやシステムの都合上、HubSpot標準のフォームに差し替えることが難しい。
  • 情報の転記漏れ: 外部フォームから届く通知メールを見ながら、手作業でCRMに登録しているため、入力ミスや対応漏れが発生する。
  • 計測の不一致: 広告からの流入とフォーム送信が紐付かず、正確なコンバージョン経路が把握できない。

これらは、ページ内にHubSpotのトラッキングコードが埋め込まれていれば、「非HubSpotフォーム」の収集機能を利用することで解消可能です。

実現イメージ:トラッキングコードによる「情報の自動検知」

フォームが設置されているページにトラッキングコードが読み込まれていると、ユーザーが「送信」ボタンを押した瞬間に、コードがフォーム内の各フィールド(入力項目)の内容を読み取り、HubSpotのコンタクトプロパティへ自動的にマッピング(紐付け)します。

このとき、AIが推測して紐付けるのではなく、「項目名の一致」という明確なルールに基づいて処理が行われます。

設定方法とデータ連携の条件

外部フォームの情報を正しく取り込むには、HubSpot側の「プロパティ」と、フォーム側の「HTML要素」を以下の条件に合致させる必要があります。

1. プロパティ型の条件

取り込み対象となるHubSpot側のプロパティは、原則として「単行テキスト」である必要があります。

2. マッピングのルール(一致条件)

以下のいずれかの条件を満たした場合に、データが該当するプロパティに格納されます。

  • コンタクトプロパティの内部名が、フォームの「フィールド名(name属性)」に含まれている
  • コンタクトプロパティのラベル名が、フォームのフィールドラベルに含まれている
  • コンタクトプロパティの内部名が、フォームのフィールドラベルに含まれている
  • コンタクトプロパティのラベル名が、フォームの「フィールド名(name属性)」に含まれている

具体例:HubSpot側の内部名が company_name の場合、フォーム側の name="company_name" やラベルの「会社名」を検知して紐付けます。

3. 実装・修正のポイント

確実に連携させるためには、以下のいずれかの対応が推奨されます。

  • HubSpot側: 既存フォームの name 属性やラベルに合わせて、プロパティの内部IDを作成する。
  • サイト制作側: フォーム構築時に、HubSpotのプロパティ名と整合性が取れるよう、フィールド名やラベルを調整する。

注意点:ドロップダウン項目の扱い

外部フォームで「ドロップダウン(選択式)」を採用している場合でも、トラッキングコード経由で取り込まれる際は、HubSpot側では**「単行テキスト」として処理**されます。

もし、HubSpot内でも「ドロップダウン形式」のプロパティとして管理・集計したい場合は、以下の手順で自動化設定を行う必要があります。

  1. 一旦、受け皿となる「単行テキストプロパティ」にデータを取り込む。
  2. ワークフロー機能を使用し、「単行テキストの内容が〇〇であれば、ドロップダウンプロパティの値を△△に更新する」という条件分岐を設定する。

次のステップ:連携テストの実施

まずは、現在のフォームの name 属性をブラウザのデベロッパーツールなどで確認し、HubSpotの内部名と一致しているかチェックすることから始めましょう。