Deep Knowledge(DeepThrive)

見積もりから受注までオンラインで完結。HubSpotの電子署名を使って契約を効率化

作成者: 芳賀 航|Jun 25, 2026 9:03:48 AM

日々の営業活動の中で、見積書の作成や送付、そしてその後の管理にどれくらいの時間をかけているでしょうか?

「過去のファイルを探して、社名や担当者名を手入力する」

「商品の単価や数量を間違えないようにコピー&ペーストする」

「PDFに変換してメールに添付し、お客様からの返信を待つ」

こうした作業は、一件あたりは数分かもしれませんが、積み重なるとかなりの時間を奪われます。

また、送った見積もりが「今どういう状況か(確認中なのか、決裁待ちか)」を把握しきれず、フォローのタイミングを逃してしまうというお悩みもよく耳にします。

もし、この見積もり作成から契約までの業務フローを、普段お使いのHubSpot内でスムーズに完結できるとしたらどうでしょうか。

HubSpotで見積もり作成を自動化するメリット

HubSpotの「見積もり機能を活用すると、これまでの煩雑な手作業が大幅に軽減されます。

まず、見積もりを作成する際、HubSpot上の「取引(商談の進捗や金額を管理するデータ)」に紐づいている「会社」や「コンタクト(担当者)」の情報が、自動的に宛名として反映されます。
さらに、取引に登録してある商品やサービスの項目もそのまま明細として読み込まれるため、手入力による転記ミスを防ぐことができます。作成した見積もりは、専用のWebリンクとして発行され、そのままメールやチャットで送付可能です。
もちろん、社内規定などでファイルでの保存が必要な場合は、PDFとしてダウンロードして送ることもできます。

そして、特に便利なのが「電子署名」の機能です。

オンライン上でお客様に署名(サイン)してもらうことで、そのまま発注手続きが完了します。お客様が署名すると担当者に通知が届き、HubSpot上での見積もりのステータスも自動的に「署名済み」へと変わるため、進捗管理の手間がかかりません。

見積書の見た目も、テンプレートを作成・活用することで、自社のブランドに合わせたデザインで柔軟に作成可能です。

このように、HubSpotを使えば、単なる顧客情報の管理だけでなく、見積もりの提示から発注までの業務フロー全体を一つにまとめることができます。

HubSpotでの見積もり設定・作成ステップ

ここからは、実際にHubSpotで見積もりを作成し、お客様に送付するまでの手順を解説します。

1. 取引画面から見積もりを作成する

見積もりの作成は、各「取引」の画面からスタートする

  1. HubSpotのメニューから[セールス]>[取引]を開き、見積もりを出したい取引レコードをクリックする

  2. 画面右側のサイドバーにある「見積もり」セクションを探し、[追加]または[見積もりを作成]をクリックする



2. 宛先情報と商品明細の確認


  1. 会社・コンタクトの確認
    取引に紐づく会社情報や担当者情報が宛名として表示されるため、必要に応じて、ここで宛名の追加や修正を行う


  2. 商品明細の確認
    取引に登録されている商品(品目)が明細として表示されるため、金額、数量、割引などが正しく反映されているか確認する

3. 電子署名の設定(オプション)

オンラインでのスムーズな契約を有効にするための設定です。

  1. 見積もりの作成画面を順に進め、「署名と支払い」のステップを開く

  2. 署名オプションの項目で「電子署名を使用する」を選択する

  3. 自社の担当者と、お客様側で署名が必要な担当者(コンタクト)をそれぞれ指定する

※電子署名を使用するにはCommerce professionalシートかCommerce Enterpriseシートが割り当てられている必要があります

4. テンプレートの選択

事前に作成したテンプレートを選択して見積もりのデザインを決める



5. 見積もりの確認と送付

  1. すべての入力が終わったら、プレビュー画面で見積もりの仕上がりを確認する

  2. [見積もりを公開]をクリックすると、お客様に共有するための専用リンクが生成される

  3. このリンクをメールなどに貼り付けて送付する
    ※画面上からPDFとしてダウンロードしたい場合も、この段階で行えます

あとは、お客様がリンクを開いて内容を確認し、電子署名を完了するのを待つだけです。
電子署名ではフリーハンドでの「描画」、キーボードでの「タイプ」、印影画像などの「アップロード」の三択からお客様が選んでサインすることができます。

署名が完了すれば通知が届くため、すぐに次の業務(納品準備や請求など)へと移行できます。

普段の業務フローにHubSpotの見積もり機能を組み込んで、事務作業の負担を減らし、営業活動そのものに使える時間を増やしていきましょう。