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データエンリッチメント

作成者: 十亀 奈津美|Jan 19, 2026 5:42:00 AM

データエンリッチメントとは、「データを補完すること」です。
HubSpotのデータエンリッチメント機能は、会社のドメイン名やコンタクトのメールアドレスをもとに、企業名・業種・所在地・役職などの情報を自動で補完する機能です。

会社レコードとコンタクトレコードを充実させることで、データに基づいた意思決定を行い、最適な商談につなげることができます。

日本国内の企業やIPアドレスにも対応していますが、グローバルの企業データベースが主なため、日本法人はデータ保管できないケースがあります。

設定理由

それぞれの項目を設定する理由は下記です。

  • 会社名やメールアドレスから企業情報・役職・電話番号などを自動補完することで、入力工数を削減するため
  • 手動入力による表記ゆれ・記入漏れを防ぎ、データの一貫性を高めるため
  • フォーム送信・名刺読み込み・API登録などのさまざまな経路から生成されたレコードに対して、情報精度を担保するため
  • 自動化・セグメント・スコアリングの精度を向上させ、営業やマーケティング効率を改善するため

設定項目

  • グローバルエンリッチメント設定
    • 空のプロパティを自動で情報補完するか(ON/OFF)
    • Breeze Intelligenceによる既存レコードの更新を許可するか(会社/コンタクトごとに設定)
  • 自動エンリッチメント設定
    • 新規作成されたレコードに対して、特定のドメインやメールに基づいてプロパティを自動入力するか(ON/OFF)
    • 対象オブジェクトの指定(会社、コンタクト)
    • インポートツール経由のレコードを除外するかどうかの判断

設定方法

データエンリッチメントは、以下の3つの流れで活用できます。
①事前設定
②データエンリッチメントの実行
③情報強化されたデータを活用

①事前設定

  1. 上部の [設定(歯車マーク)] をクリックする


  2. 「データ管理」の中の、 [データエンリッチメント] をクリックする


  3. [設定] タブをクリックし、詳細設定をする
    以下、必要な項目にチェックを入れる
    - 新規レコードを自動的に情報強化(会社・コンタクト共に「ON」を推奨
    - 既存レコードを引き続き情報強化(会社・コンタクト共に「ON」を推奨
    - 最近反応があったコンタクトを自動的に情報強化(コンタクトを「ON」を推奨
    - 無料の会社名エンリッチメントをオプトアウト
    ※ONにしておくことで、必要に応じて、例えば、会社ドメインから「業種」「会社規模」「WebサイトURL」などを自動入力してくれます


  4. [コミュニケーションエンリッチメント] タブをクリックし、詳細設定をする
    以下、必要な項目にチェックを入れる
    - Eメールでのコンタクトエンリッチメント
    - Eメールからの新規コンタクトの抽出
    - 帰社日の検出
    - ミーティングの文字起こしのエンリッチメント


  5. [マッピング] タブをクリックし、詳細設定をする

 

②データエンリッチメントの実行

  1. 左サイドメニューから、[データ管理] > [データエンリッチメント] をクリックする

  2. 中央の [ポータルをスキャン] をクリックする


  3. スキャン完了
    ※下図のように、コンタクト・会社レコードに足りない情報をHubSpotの外部データセットから自動補完できるかどうかをスキャンし、カバー率を見せてくれます


  4. まず「どのプロパティを埋めたいか」を決める
    ※「プロパティー別のエンリッチメントの可能性」で、
    会社ドメイン名/WebサイトURL/業種/会社規模/役職・職種 など
    カバー率が高い項目を確認し、「スコアリングやセグメントに使いたい項目」を優先候補としてメモします。


  5. スキャン結果を見ながら、優先セグメントだけ一括エンリッチする
    ・〇%の一致率 … エンリッチ可能なコンタクト/会社の割合
    ・〇%のプロパティー別のエンリッチメント可能性 … 各プロパティのカバー率
    を確認する


  6. 下部の「利用可能なエンリッチメント」の「セグメントの全てのレコードを情報強化」から、強化したいセグメントをプルダウン形式で選択する
    ※「最近反応のあったリード」「ABM対象アカウント」など、重要セグメントを選んで一括エンリッチすると、信用度の高いところから効率よく埋められます


③情報強化されたデータを活用

  1. 埋まったプロパティを “使う”
    情報強化されたプロパティーは、以下で利用可能です
    - リスト
    業種・会社規模・役職で静的/アクティブリストを作成
    ターゲット別メールやナーチャリングに利用 など
    - ワークフロー
    「業種=製造業」になったら製造チームに担当割り当て
    「従業員規模が1000名以上」になったらABMフラグON など
    - スコアリング
    「役職に ‘部長’ ‘Director’ が含まれる +10点」
    「会社規模が中堅以上 +10点」など、属性スコアに利用 など

  2. フォーム簡略化+パーソナライズで体験向上に使う
    (例)
    ・すでにエンリッチで持っている情報はフォームで聞かないようにする(フォーム簡略化)
    ・メールやページでは「会社名」「業種」「従業員数」などをパーソナライズトークンとして差し込み、1to1っぽい体験を作り出す

参照元

HubSpot公式|データエンリッチメント
HubSpotナレッジベース|コンタクトや会社のデータを充実させる
HubSpotナレッジベース|データエンリッチメントを使ってみる