HubSpotの「マーケティングコンタクト」は、メール配信などのマーケティング施策の対象となるコンタクトを指します。しかし、何もしないまま運用を続けると、配信対象外のコンタクトが上限数を超えてしまい、意図しない追加課金が発生するリスクがあります。
本記事では、コストを最適化するために不可欠なマーケティングコンタクトのメンテナンス方法や一部自動化について、具体的な設定手順を解説します。
マーケティングコンタクトはどんな時に増える?
HubSpotでは、以下の操作や設定により、マーケティングコンタクトとして登録されます。
中には自動的に追加される方法もあり、気づかないうちにマーケティングコンタクトの登録数が増加してしまうケースがあるため、どのような場面でマーケティングコンタクトが増えるのかを把握して、意図しない超過を防ぎましょう。
手動・インポートによる追加
コンタクトの手動作成
コンタクトオブジェクトの「新規作成」から作成フォームを開き、「これらのコンタクトをマーケティングコンタクトに設定」にチェックを入れる。

インポート
インポートの最終確認ステップで「これらのコンタクトをマーケティングコンタクトに設定」にチェックを入れる。

既存コンタクトの一括変更
コンタクトビューやリストでコンタクトを選択し、「マーケティングコンタクトに設定」ボタンから設定。

フォーム送信による追加
HubSpotで作成したフォームの送信(HubSpotフォーム)
該当のフォーム編集画面で「新規コンタクトをマーケティングコンタクトに設定」の設定をオンにすると、フォーム送信したコンタクトが自動的にマーケティングコンタクトに追加される。

HubSpot以外で作成したフォームの送信(HubSpot以外のフォーム)
設定画面内を「マーケティング」 > 「フォーム」 > 「HubSpot以外のフォーム」と進み、「HubSpot以外のフォームからのコンタクトをマーケティングコンタクトに設定」の設定をオンにすると、トラッキングコード埋め込み済みのページ内のフォームを送信したコンタクトが自動的にマーケティングコンタクトに設定される。

自動化(ワークフロー) による追加
ワークフローのアクション
「マーケティングコンタクトのステータスを設定」アクションを使用して、特定の条件(例:特定の資料請求があった、特定のページを見た)を満たした瞬間に自動的に追加する。

直面しがちな課題:増え続けるコンタクトとコストの増大
HubSpotを運用していると、以下のような状況に陥ることがよくあります。
- 上限ギリギリの通知: マーケティングコンタクト数が契約上限に近づき、いつ追加課金が発生するか不安。
- 手動更新の限界: 配信停止(オプトアウト)したユーザーや、長期間反応がないユーザーを、毎回手動で対象外にするのが手間。
- 無駄なコスト: 実際にはメールを送っていない、あるいは送れない相手に対しても課金対象としてカウントされている。
これらは、コンタクトのステータス管理を自動化できていないことが主な原因です。
実現イメージ:自動クレンジングによるコストの最適化
適切なメンテナンス設定を行うことで、HubSpot内は常に「生きたリスト」だけに整理されます。
- 段階的な通知:
マーケティングコンタクト数の増加に伴って段階的に通知することで、余裕を持ってメンテナンスや契約プランのアップグレードに関する検討を実施することができるようになります。
- 自動的な対象外設定: 配信停止やバウンス(不達)の発生、配信条件を満たさなくなった場合に、自動でマーケティング対象外へ切り替えることで、本当に必要なコンタクトのみをマーケティングコンタクトに設定しておくことが可能になります。
- コストの抑制: 必要なコンタクトだけに絞り込まれるため、契約プランのアップグレードを遅らせ、無駄な支出を抑えられます。
設定方法①:段階的な通知
マーケティングコンタクト数の状況を段階的に通知するための、~~~つのステップを解説します。