「数字が合わない」の9割は、異常ではなく仕様
最近MAツールとしてHubSpot導入し始めたマーケティング担当者なら、一度はこう思ったことがあるはずです。
- 「GA4のセッション数とHubSpotの訪問数が全然違う」
- 「コンバージョン、GA4は120件なのにHubSpotは98件。どっちが正しいの?」
先に結論から言うと、この2つは“完全一致しないのが正常”です。
合わないこと自体を問題視して原因探しに膨大な時間を使うより、「なぜズレるか」を理解し、それぞれの数字を“役割”で使い分けるほうが、はるかにマーケの成果につながります。
この記事では、ズレる代表的な5つの理由と、実務での向き合い方を整理します。
そもそもGA4とHubSpotは「測っている対象」が違う
理由の話に入る前に、この大前提だけ押さえてください。
- GA4は「行動を数える」ツール主役はセッションやイベントで、匿名の行動ログを積み上げ、どのページがどれだけ見られたか、どこで離脱したかを見るのに向いています。
- HubSpotは「人を追いかけて売上への貢献を見る」ツール主役はコンタクト(人)で、個人(メールアドレス)に紐づく履歴として、誰が・どの流入から来て・最終的に商談や売上にどうつながったかを追います。
ものさしが違うので、同じ「訪問」「コンバージョン」という言葉でも中身が違います。ここが全てのズレの出発点です。
【比較表】GA4とHubSpotの「測る対象」の違い
| 比較項目 |
GA4(Google Analytics 4) |
HubSpot |
| 主役 |
セッション、イベント(行動ログ) |
コンタクト(実在する人) |
| 得意な領域 |
サイト内の行動分析、ページ評価 |
顧客の追跡、売上・商談への貢献度計測 |
| CVの数え方 |
発生回数ベース(同じ人が2回送信=2件) |
人数ベース(コンタクト単位で重複排除) |
| 流入元の記録 |
セッション単位(訪問ごとに更新) |
コンタクト単位(初回接触を保持)
|
GA4とHubSpotの数字がズレる5つの理由
理由① セッション・ユーザーの「定義」が違う