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もう迷わない!HubSpotカスタムオブジェクトの判断基準と、検索性を高める「2つのプロパティ」設定術

HubSpotを運用する中で、「標準の機能だけでは自社のデータを管理しきれない」「新しいデータ管理の枠組みを作りたいけれど、いつカスタムオブジェクトを使うべきかわからない」とお悩みではありませんか?

カスタムオブジェクトは柔軟なデータ管理を可能にする強力な機能ですが、使いどころを間違えるとデータベースが複雑化してしまいます。また、作成時のプロパティ設定を怠ると、後からデータを検索・特定するのに苦労することになります。

本記事では、カスタムオブジェクトの基本から、導入を判断するための明確な基準、そして検索性を高めて現場の作業効率を上げる「プロパティ設定」までを分かりやすく解説します。

1. カスタムオブジェクトとは?

HubSpotには最初から「コンタクト(個人顧客)」「会社」「取引」「チケット(問合せ)」という標準的なデータの枠組み(標準オブジェクト)が用意されています。

しかし、企業のビジネスモデルによっては、これら4つの枠組みだけでは管理しきれないデータが存在します。

  • サブスクリプション事業: 顧客ごとの「契約情報」や「ライセンス」
  • 不動産業: 取り扱っている「物件情報」
  • 製造・BtoB事業: 納品済みの「所有機器・シリアル番号」
  • 教育・サービス業: 受講生の「講座・受講履歴」

カスタムオブジェクトとは、こうした「自社独自のデータ管理枠(専用のデータベース)」をHubSpot内に新しく作成できる機能です。標準オブジェクトと同じように、プロパティ(入力項目)を自由に追加したり、レポートを作成したり、ワークフローによる自動化を行ったりすることができます。

2. カスタムオブジェクトを使用するべき基準(1対Nの関係)

「新しく管理したいデータが出てきたら、すべてカスタムオブジェクトで作るべきか?」というと、そうではありません。

作成を判断する最大の基準は、データ同士が「1対N(1対多)」の関係になっているかどうかです。

※「1対N(1対多)」とは?

1つのデータ(例:1人の顧客)に対して、関連する別のデータ(例:契約や物件)が「複数(N個)」存在し、それぞれを独立して管理・更新したい状態のことです。


判断のバウンダリー:カスタムプロパティ vs カスタムオブジェクト

データを追加したいとき、手法は大きく分けて「既存オブジェクトの中に項目(カスタムプロパティ)を追加する」か、「新しくカスタムオブジェクトを作る」かの2通りがあります。

以下は、その判断基準をまとめた一覧表です。