HubSpotで管理する情報が増えるにつれ、レコード(顧客や取引の管理画面)には多くのプロパティー(入力項目)が並ぶようになります。ここで、多くの現場では次のような悩みに直面します。
項目の多さに圧倒される:営業担当者が入力すべき場所を見つけられず、更新作業が心理的な負担になる。
必要な情報が抜けてしまう:特定の状況(例:失注した、契約形態が決まった等)でのみ必要な項目を、入力し忘れてしまう。
画面が煩雑になる:特定の事業部や特定のフェーズでしか使わない項目が常に表示されており、情報の視認性が下がる。
これらの課題は、データの不備を招き、最終的には正確なレポート作成を困難にします。
HubSpotのプロパティー設定にある「条件付きロジック」を活用すれば、「特定の選択肢を選んだ時だけ、別の項目を表示させる」、あるいは「特定の状況下で入力を必須にする」といった制御が可能です。
導入後の変化:
画面の最適化:必要な時だけ必要な項目が表示されるため、画面が整理され、入力作業に集中できます。
データ精度の向上:特定の条件を満たした際に項目の入力を「必須」にできるため、入力漏れが物理的に発生しなくなります。
スムーズな運用:現在は、レコード詳細画面の左側パネルだけでなく、中央や右側のパネルでもこのロジックによる表示制御が可能になっています。
利用するには以下のプランが必要です。
いずれかのHubのProfessional以上
ドロップダウン形式などのプロパティー(選択肢がある項目)を起点として、条件付きロジックを設定する手順を説明します。
HubSpotのメイン画面右上にある「設定(歯車アイコン)」をクリックし、左サイドバーから「データ管理」>「プロパティー」の順に進みます。
「オブジェクトを選択」のドロップダウンから、設定したいオブジェクト(コンタクト、会社、取引など)を選びます。
上部にある「条件付きロジック」タブをクリックします。
右上の「ロジックを作成」ボタンをクリックします。
制御プロパティー(起点となる項目)を選択します。これは、ドロップダウン、ラジオボタン、チェックボックスなどの選択式プロパティーである必要があります。
入力を促すための「条件」を設定します(例:「CSステータス」が「面談日程確定」に等しい場合)。
依存プロパティー(制御される項目)を選択し、その項目を「必須」にするのかを指定します。
設定が完了したら「保存」をクリックします。実際のレコード画面を開き、起点となるプロパティーの値を変更した際に、設定した項目が正しく表示されるか確認してください。
実際に「CSステータス」を「面談日程確定」にしたときの表示
「取引ステージ」などの特定のプロパティーでもロジックの設定は可能ですが、より柔軟なカスタマイズを求める場合は「リードステータス」などのカスタムプロパティーを起点にするのも有効です。
設定を進める中で、特定の業務フローに合わせた最適なロジックの組み方についてご不明な点があれば、いつでもご相談ください。