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なぜ計算結果が空になるのか?HubSpot計算プロパティの落とし穴

作成者: 岩田 早織|Jun 30, 2026 2:52:08 AM

HubSpotの計算プロパティは、データの自動集計や分析に非常に便利な機能です。

しかし、「計算結果がなぜか空白になってしまう」というトラブルに直面することは少なくありません。

今回は、計算プロパティが正しく機能しない原因と、その解決策となる「デフォルト値」の活用方法について解説します。


計算プロパティが「空」のまま動かない理由

HubSpotで計算プロパティ(合計、平均、数式など)を作成した際、計算対象となるプロパティが一つでも空(未入力)であると、計算結果そのものが算出されず、空白になってしまうという仕様があります。

直面しやすい課題

  • 数式プロパティで「A + B + C」を設定したが、Cが未入力だと合計値が表示されない
  • レポートを作成しようとした際、計算プロパティが空白のデータが除外され、正確な分析ができない
  • 営業チームから「データを入れているのに計算結果が更新されない」とフィードバックを受ける

これは、システムが「値がないもの(Null)」を「0」として自動処理せず、「不明な値」として扱うために起こる現象です。

解決後のイメージ:漏れのないデータ自動化

この課題を解決すると、新しいコンタクトや会社レコードが作成された瞬間に、計算プロパティが即座に作動するようになります。

  • データの信頼性向上
    一部の項目が未入力でも、現時点で判明している数値に基づいた計算結果が表示されます

  • 工数の削減
    営業担当者が手動で「0」を入力する手間が省けます

  • 正確なレポート
    すべてのレコードが計算対象に含まれるため、より現実に即した数値分析が可能になります

設定方法:デフォルト値を活用した3つの解決ステップ

計算プロパティを正常に動かすための最も確実な方法は、

計算に使用するプロパティに「デフォルト値」を持たせることです。

ステップ1:プロパティの初期値を検討する

計算に使用する数値プロパティ(例:広告予算、過去の購入回数など)について、未入力の状態を「0」として扱うべきか検討します。

ステップ2:デフォルト値の自動入力

HubSpotのプロパティ設定にはもともと「デフォルト値を設定する」という項目がなかったため、ワークフロー(Professionalプラン以上)を使用して自動化する必要がありました。

ただ、最近のアップデートでプロパティー設定より「デフォルトを設定する」項目が追加されたため、より簡便にデフォルト値を設定できるようになりました。

  1. プロパティーの設定画面を開く:該当のプロパティーの設定画面を開く

  2. フィールドタイプタブよりデフォルト値を設定する
    ※ステップ1で検討した値を入力し保存する


ステップ3:計算プロパティの確認

上記設定により、すべての対象プロパティに「0」以上の数値が入るようになると、計算プロパティが即座に計算を開始します。

 

まとめ

HubSpotの計算プロパティを使いこなすコツは、「空白を放置しないこと」に尽きます。
デフォルト値を自動設定する仕組みを整えるだけで、データの欠落を防ぎ、分析の精度を飛躍的に高めることができます。

まずは、現在お使いの計算プロパティで「値が空」になっているレコードがないか、リスト機能でチェックすることから始めてみてください。